こちろ戦記(矢、馬、弦、声、書、工事機械貸し)

30代リーマン、自分目線で感じた生の声を文字に起こします。趣味はダーツ、ギター、歌、馬、お仕事は建設現場の機械貸し、

かなしいセフレ、

セフレってさ、

そんなものホンマに存在するんかな、
そんな都合のいい関係

男にとっては存在するんかな
セックスするためだけの、気持ちよくなりたいだけの、都合のいい関係

セフレってさ、
そんなものホンマに存在するんかな、

あるところに不器用な女の子がいてさ

その女の子には好きな男がいて、好きな男はその女の子のことをそれほど好きじゃなくて、

でも、好きな男は、その子のカラダは好きでいてくれて、抱かれてる間は自分だけを見てくれて、好きでいてくれる、

だから、つまらないこと言って関係が壊れるくらいなら、セフレのままでいいんだ

それで別れるくらいなら、あたしセフレでいいんだ


そんな悲しい関係ってないで

セフレなんてないよ

しずかなところ、

右方向にある、知らない商店街に行ってみた

ひとけはない、黄ばんだフィルター越しみたいな光景

年寄りのにおい、

閉まったシャッター、足元にワンカップの器に差された花がある

シャッターに貼り紙、〜〜を許さない!、政治絡みの反対運動のあれか、

しばらく歩く
ひとけはない

くそ忙しい毎日でも、ここよりマシかもしれん

ここにはモチベーションなんてどこにも見当たらなくて、時間がゆっくり流れて

ここにいるとドラマもなくて、ふつーに死んでいきそう、

やけに静かで、

また雑踏にもどって、時間が流れ出した

がらんどう、

完璧に見えるあいつの持ってる時間は俺と同じ24時間で、だからそこにあるのはそれほど華やかな生活じゃなくて

外見だけ見ていいなと思って、中身を知ろうとせず羨む

愚かな自分に嫌気がさして、余計に距離を感じた
知ることで進んだ

嫌なことにぶつかるのは進んでる証拠ってね、立ち止まってりゃぶつかりもせんし

一日の時間は24時間、俺と同じで、華やかな時間なんてそんなにないんだ

また歩きだすわ、

気づくのは手遅れになってから、
あれ、と思ってなんとか戻そうと試してみたけどもうピクリとも動かない、

もう自分の中にいる幼い自分は声を発しない、

1時間ひとりになって休んでも、回復しない
コーヒーでも飲む、全然変わらない

仕事か、散々無理してきたよなぁ、歯ぁ食いしばって頑張ってくれたよな、
終わったらきっと楽しいことあるって言って希望持たせて、結局はそれを裏切ってアメ与えずにムチだけ飛んで、
それでも同じカラダやから、いつも一緒におったな、あたりまえか、かわいそうやったな

カラダ動かして外と戦うのが俺でさ、内から俺に感動や動機やエネルギー、夢を与えてくれてたんがお前やった

もう

けども、それを見つめながら手当てをする、無心でする、今の瞬間だけみてする、

帰り道、毎日眺めて素通りしてた寿司屋に入った、

高そうな寿司屋やな、喜んでくれるかな
一番高いやつから順に頼むか、
時価?うけるわ、それいこう
食べたいやつ、思い浮かんだやつすぐ瞬間に頼んだ、食べる、味わってなんか食べん、かっ喰らう
「19,000円」

べつにいけるやんか、
うまいか

酒を飲む、
公園で飲みまくって、ボーッとした、
もう力は湧かんのよな、

お前は我慢してる間なにをしたかったんや、全部やるからおしえてくれ、
いまさら手おくれか、公園で飲む酒どうや、初めてやけど、気に入ってくれたらええな

帰る、

知り合いから聞いた出会い系まがいのアプリで片っ端から女の子に声を掛ける、
なにやってんだか、
相づち打って、合わせて、ピンと来なかったら次、次、次、
どうでもいいんだ、なんでもいい、

自分だけの為に時間を使う、それを望んでたのに俺は無視し続けた、ごめんよ、よくわかんねえ他人のことばっか聞いて、死んだら顔もみに来ねえようなあいつらの言うことばっか聞いて、
ごめんな

気がついたら寝てた、朝になってた

諦めたあとから段々氷は解けてくるらしい


もう一度声が聞こえる、

「もういいよ、」
「わかったわかった!機嫌なおしてまたコツコツちゃんとやるからもーいい、」

つーて、身体がいってる気がして、

ゼロから力が漲って、半泣きや

今日髪を切った、バッサリ、しばらくピンパーマもいらねえかな、
ルックスもゼロから行こう、頑張ってイケメン気取ったんやけどなぁ、笑
横は3mmに刈り上げた、スラダンの澤北みたいでウケる。笑


歩き出そうかな、
色々あったけど、揉まれながらやったけど、心を文字起こしするのはちょっと上手くなったんだ、
また書いていこう、

今度は俺がちゃんと世話見てるから、守るから、俺は外、お前は中、頑張ってこーな

大人でいられるためのすべ、

自分の取り分を常に確保しておこう、じゃないと平静は保てない
人に優しくするのはいいこと、でも
心の中で自分が割りをくってると感じた途端に少しずつ理性は崩れる、あれ、て

頭ではどうにもならん、自分の原動力は自分の中の幼い部分が握ってて、それが侵されそうになると護るためにキレるんやろね

だから、優しい人もある日突然キレる
その仕組みに気付かなくて、自分でも制御できないうちにキレる

毎日キレてる人、自分の中の幼いもう1人の自分がボロボロにされたんかもね、

平静を保つためにさ、周りになんかバレんようにでいいから、自分だけは自分にちゃんとアメをあげよう

やさしい人ほどボロボロになりやすいからさ、自分にアメあげんの忘れんなよ

その先どうなるのかを、みてみたいだけ、

欲しかったものを買ってみた、
それを手に入れたら自分がどう感じるんかを体験してみたかったから

ずっと見て素通りしてたもんを、今すぐ欲しいままに片っ端から手に入れたらどうなるんやろて思ってさ

どんどん手に入れる、30万の時計を買う、10万の革靴を買う、身につける、Switchを見かけてなんとなくそのまま買う、

その先に自分がどう感じるんか、試してみたいんさ

自分の中のエネルギーてなんやろ、てさ考えたら

考えた先の答えは、強烈な好奇心、やった

その強烈な好奇心を満たした先に、自分がどうなるんやろって、どう感じてるんやろてさ

好奇心が枯れたら、足元からゆっくり死んでく気がしてさ

1人でいると、惰性で過ごせなくて、いちいち考えながら生きてしまう

何が正しいのか、わからなくなる

畜生
腹から怒鳴りてえな、

エピローグ、

そのこの初体験はひとまわり以上歳上のおっさんやってさ、何回かエッチをして、突然いなくなったってさ
でも嫌じゃなかったんやって、タバコに火をつけるところがカッコよくて、背中が好きやったんやて
ピルは気持ち悪くなったけど慣れたんやってさ

その話をされたのは、五年前の1回だけやけど、頭ん中ずっと引っ掻き傷みたいに残ってるわ

なんでそんな話をした
そんなん聞かされてさ、すげー嫌にきまってるやろ

フェラなんかさせる趣味ねえよ、前のオッサンなんかしらねえよ

なんやねん、消えろよ

なんで俺についてきたん、
いけや

さいなら、
げんきで